キャッシュフロー経営

事業活動を行うと、売上の入金と商品仕入れや家賃、給料等の経費の支払いが発生します。

お金が入ってくることを「キャッシュイン」お金が出ていくことを「キャッシュアウト」と言います。「フロー」とはお金の流れを言います。

こうしたお金の出入りのことを「キャッシュフロー」と言われます。

「キャッシュフロー」=「キャッシュイン」-「キャッシュアウト」で表され、「キャッシュフロー」がプラスの時はお金が増えて、マイナスの時はお金が減っていることを表しています。

また、決算では一年間の売上、経費、利益が確定しますが、この利益とは売上(収入)から費用(経費)を差し引いた残りの額を言います。

会計上は利益が出ているのに、「お金がない・・・資金繰りが厳しい・・・」のはどうして?という声をよく耳にしますが、これは、この会計上の利益とキャッシュフローとの違いが原因のひとつであるといえます。

例えば、売上入金があるまでに仕入や経費等の支払いが先行している場合、キャッシュフローはマイナスとなります。また、借入金の返済をしている場合、「キャッシュアウト」していますが、借入金返済のうち元金部分は費用(経費)とはならないため利益となります。

会計上のこの利益とキャッシュフローは必ずしも一致しないのです。

キャッシュフローのマイナスが続くと、事業継続が厳しくなり倒産の恐れすら出てきます。

健全な事業継続のためには、利益もさることながらこの「キャッシュフロー」を重視した事業活動と事業計画が必須であると言えます。事業活動を行う中で、利益は一番見えやすいのですが、決算書の貸借対照表(財務)を重視した事業計画立案が大事であると言えます。

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